おはようございます。
ピッチングコンディションの清水です。
今日は投球禁止だけで野球肘は治るのか?
という点についてお話しさせてもらいます。
整形外科に投球時に肘や肩に違和感を感じたり、それが続くとさすがに不安になったりしますよね?
「大丈夫かな?」
それは、当然なんです。
時に継続的な動作で肘の剥離骨折だってしている場合もありますから><
そういった時は、レントゲンなどで精査してみる必要があります。
じゃー、レントゲン撮影をしました。
これが今回の議題といって過言ではありません。
医者は、患者が痛いと言って来ていますから、
投球しないでください。
と、言うでしょう。
もちろん、症状にもそれぞれ程度というものがあります。
炎症状態がひどい。具体的には、何もしなくてもズキズキ痛い。肘の曲げ伸ばしだけでも痛みが強い。そういったケースの場合、投げるのはストップした方が賢明でしょう。
しかし、痛みには原因というのがあります。
それをしっかりチェックする必要がありますよ。
ということなんです。なぜ痛みが起こってしまったのか?
大切なのは、そこなんです。
整形外科の先生に投球禁止と言われたから、それを全て鵜呑みにしているようでは、
時間の無駄ですし、
技術の向上も図れません。
学生野球をされている方などは特に限られた期間です。1日たりとも無駄には出来ないはずです。
他にもチェック項目はたくさんあります。
投球動作をしなくなると、たしかに患部に負荷がかからなくなるので、筋肉や靭帯などの組織は徐々に緩んできます。
おそらく、大半の方は、こう考えるでしょう。
あまーーーーい!!甘いです。
WHY??
フォームやカラダの使い方に問題がある以上、いくら休んだからといって、それが根本的に改善はしていません。
なので、再発します。
我々のカラダはやりやすい、やりにくいと言った動作の癖があります。
特に野球では股関節を中心にカラダを捻る動きを多く使うスポーツです。
股関節を外側に捻る外旋という動きや内側に捻る内旋。
例えば、↓この写真の投球動作。
右脚が高く上がっていますが、股関節の内旋能力がしっかり保てているからしっかり挙げられるのです。
例えば、そういった動きが出来ないと無理やりあげる動作をして怪我につながったり、股関節を使わず投球してしまったりして球速が落ちてしまったり。
それらの動きが自分では出来ているようであっても、専門的に診ると、まったく動いていなかったり、他を使うようにして代償しているケースも多く見受けられます。
カラダの使い方、また投球動作の1個1個をしっかり動作で診ることで野球肘や野球肩などリスクを軽減させることが可能なのです。
だから、整形外科だけで安心してはいけない!
という理由がそこにはあるのです。
皆さん、少しは動作をしながら野球肘や肩のリスクを軽減させたり、予防する理由をわかって頂けましたか?
ピッチングコンディションでは、フォームチェックのコースもご用意しています。
そこで股関節の使い方やカラダが開いていないか、またMLBピッチャーなどが行う怪我予防、能力UP のエクササイズもご紹介しています。
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